このリフォームのポイント
- 奥様の故郷を想起させる色合い
- 彩度の調整で眩しすぎない壁面
- 分譲住宅でも個性を演出
- リフォーム期間
- 約20日
- リフォーム費用
- 約130万円(税込)
- 築年数
- 13年
- 工事個所
- バルコニー 屋根・外壁
※上記のリフォーム費用は施工当時の金額になります。
ご近所へも配慮しながら、理想の色合いに
ご夫妻ともに赤や黄、オレンジなどの鮮やかな暖色系がお好みというT様。ご入居から10年目の定期点検を機に、屋根外壁のメンテナンスリフォームを検討されましたが、その際、外壁の色をお好みの色にして、"朝日が昇る瞬間"のような明るいイメージにしたいと思われたそうです。また、奥様は園芸が趣味で、外壁は庭の樹木が映える色にしたいという希望もありました。そこで、「1階と2階で外壁の色を変えて、赤とオレンジの組み合わせにしたらどうだろう」など、ご家族でいろいろなアイデアを出し合われたそうです。
しかし、T様宅の近くにそのようなビビットカラーの家は一軒も見当たりません。住宅の密集エリアではありませんが、「彩色が眩しすぎてご近所から浮いてしまうのは嫌だし、子どもたちが学校で家の色のことで冷やかされても困る」とご主人は考えられ、当社担当の小野に理想のイメージに近づけながらも、街の景観と調和できるカラーリングはないかと相談されました。そこで、小野も交えてアイデアを出し合った結果、全体的に彩度を少し落として優しく明るめにし、サブカラーとして破風板(はふいた・屋根の耐風性を高め、雨水の吹込みを防ぐボード)や外壁の角部にライン状に強めのビビットカラーを入れることにされました。さらに、奥様のアイデアで目地の部分を黒く着色したことで、コントラストが強くなり全体が引き締まりました。
鮮やかながらも街と調和した外観。外壁の色はメインとサブに分け、強めのビビッドカラーをライン上にあしらい、目地を黒く着色することで全体を引き締めています。
リフォームで気持ちがリフレッシュ
工事は天候にも恵まれて順調に進みました。黄色系の鮮やかな外壁と葺き替えられたワインレッドの屋根とがバランスよくまとまり、晴れた日には空の青とのコントラストが目を引きます。撮影時は冬でしたが、春から夏にかけては、木々の緑もいっそう美しく映えるでしょう。ビビットな色を大胆にあしらいながらも、いやらしさはなく、ご家族一同から「想像していたよりも落ち着いた雰囲気です」とご満足いただける仕上がりになりました。奥様は、さっそくガーデニングを楽しんでおられます。お子様も学校で友達から「明るくていい色だね」と言われて嬉しかったとのこと。とくにご主人は、捨てきれず外に放置してあった不要な荷物を思い切って減らし、家を覆うようにうっそうとしていた樹木も切り落としてすっきりできたため、気持ちがリフレッシュしたそうです。毎年夏には友人を誘ってガレージでBBQをされているそうで、「道案内するのに今年は壁の色が目印になります」と微笑んでおられました。
南国リゾートの住宅のような雰囲気を醸し出す鮮やかな外観。木々の緑や空の青とのコントラストが美しく映えています。
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