3人目のお子様が誕生。それを機に、ご両親と同居するための増築

お宅訪問 Vol.22 3人目のお子様が誕生。
それを機に、ご両親と
同居するための増築

ブルーミングガーデンオーナー 埼玉県 K様

間取り変更リフォーム

このリフォームのポイント

  • ご両親と子どものためのリフォーム
  • 外観デザインを損ねない増築工事
  • 屋上公園のようなバルコニー
リフォーム期間
約1ヶ月半
リフォーム費用
約590万円(税込)
築年数
5年~10年
工事個所
バルコニー リビング・ダイニング

※上記のリフォーム費用は施工当時の金額になります。

ご両親用に8帖間2つほどのスペースを用意したい

K様は6年前に東栄住宅の新築物件(2階建4LDK)をご購入いただき、「日当たりも風通しもよく、四季を感じながら快適に過ごしていた」そうです。
今回のお話は、以前からお考えだった奥様のご両親との同居を、3人目のお子様の出産を機に始めるための増築工事でした。ご要望は、「両親のために8帖間2つほどのスペースを用意したい」と明確でした。

そこで、1階の南面にあるリビングと8帖の和室の部分を、そのまま南に広げる形で増築することになりました。リビングからつながる増築部の居室A(図面参照)はお子さまたちのプレイルーム&おもちゃ置き場として使い、もうひとつの増築部の居室Bと元からあった8帖の2部屋がご両親用という使い分けです。

検討したのは、増築部の居室Aと居室Bとの間に通路を設けるかどうかでした。

▲居室B
ご両親のお部屋は、この増築の居室B(6帖)とその奥の8帖。奥の和室はフローリングに改装しています。

ご両親のプライバシーを守るために「通路はないほうがよくないか」というK様ご夫妻に対して、「孫との接点は増えるほうがいい」というご両親。結局、通路を設けることになり、4歳と2歳のお子様たちにとってはリビング~居室A~居室B~和室という周回コース動線が完成しました。「孫たちは大喜びで走り回っています」とお父様・お母様は目を細めながら話します。

リビングから居室A(左)
居室Aはお子様のプレイルームに。おもちゃ類が1階に下ろせたことで、2階の部屋の使い方がスッキリしたそうです。

居室A~居室B間の通路(中央)
この半間の通路が子どもたちの動線を大きく変えています。

居室Aとリビングの仕切り(右)
居室Aとリビングとの仕切りは、リビングの採光と居室Aの子どもたちの様子や気配が分かるようにと、ご主人のご要望で、すりガラスを使っています。

増築したと気付かれないような一体感を持たせて欲しい

K様からあったもうひとつのご要望は、「外観も内部も増築したと気づかれない、一体感のある仕上げにしてほしい」というものでした。

外装用や内装用の使用部材は東栄住宅~東栄ホームサービスのラインで同質のものが入手できますし、東栄住宅のデザイン的な特徴も熟知しています。さらにまだ築6年で経年劣化もほとんどなかった(ご主人のご要望でリビングのアルミサッシ窓枠はそのまま居室Aに流用した)ことなどもあり、増築したとは思えないほどバランスの良い自然なデザインの外観になっています。

建物外観(左)
増築したとはまったく気づかれない調和したデザインになっています。

居室Aからリビング(右)
インテリア部材もほとんど共通で、増築感はまったくありません。

部屋の増築分だけそのまま広くなったバルコニー

K様がお考えになった増築プランには一つ盲点がありました。それは屋根です。

「8帖2間を増築してそこに(傾斜のある)屋根をかけるだけ」とお考えだったのですが、増築で張り出す分の屋根の傾斜を計算すると2階の窓が半分隠れてしまうことが判明。そこで2階にあるバルコニーを広げる形で全面バルコニーにすることに決定。FRPを使った防水性に優れた20帖もの広いバルコニーが生まれました。

「2世帯7人分の洗濯物も一挙に干してもまだまだ余裕。日光浴もプール遊びも、下の子がハイハイやヨチヨチ歩きを始めたときの遊び場としてもここなら安心です」と、いちばん喜んでいるのは奥様のようです。夏の夕方、お父様とご主人がビールで乾杯!という機会も生まれるかもしれません。

▲まるで屋上公園と言ったほうがいいほどの広さがあるバルコニー。日当たりも眺望も申し分なしです。

2部屋の増築なのに、それ以上に家が広く使えるようになった

「2世帯住宅になって私は助かっている面がたくさんあります」と奥様。4歳と2歳の元気盛りのお子様、生後2ヵ月の赤ちゃんを抱える主婦にとっては当然でしょう。

ところが奥様は、「居室は2階が私たち、1階が両親というのが棲み分けの基本ですが、2階にあった子どものおもちゃの大半を1階(居室A)に移せたので、2階に落ち着いた大人の部屋が確保できつつあることです。2部屋の増築なのにそれ以上に家が広くなった感じです」と言います。
これまで利用度の少なかった8帖の和室が、フローリングに変えてご両親の部屋としたことで有効に使えるようになったからです。

今回のように、これまでの家の使い方を活性化させ、お住まいの価値をいっそう高めることができた格好の増築例となりました。

Voice

お客様より

お客様より

確認申請中に、住んでいた家が売れてしまって両親が移り住むことになるなど慌しい中でしたが、こちらの希望に丁寧に応えてもらえ、増築が終わった時の開放感と喜びは感慨深いものがあります。今、義父はもっぱら3番目の子に付きっきりで、義母も孫たちと楽しく暮らすことができていて感謝しています。私たち夫婦に落ち着いた部屋が確保できたのは想定外で、本当に良い増築ができたと思っています。

お客様より

当社担当者より

ご夫妻もご両親もご要望がしっかり定まっておいでで、ご主人からはサッシの流用や間仕切りのすりガラス採用などのアイデアもいただきました。今回もお客様の立場に立った提案とハウスメーカーのプロの立場での「品質・安心」リフォームの提供ができたと思っています。お子様の成長は早いですし、もうすぐ10年点検の時期を迎えます。次のリフォームの機会にも笑顔をいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。

このリフォームで行った内容

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