神棚設置の相談からはじまりました

60代のご夫婦と働いていらっしゃる娘さん一人の3人家族。東栄住宅にて新築戸建をご購入と同時にリフォームのご相談をされました。そもそもなぜこのタイミングでお引越しをされたのでしょうか。
「歳をとってきて足も悪く、段差のない家で生活したいなと思い引越しを考えました」。

また、以前も戸建てにお住まいでしたが、「玄関に入るのも段差があり、とにかく普段の生活をするだけで一苦労だった」と奥様。しかし、ご購入された新築戸建は見たところ、気になる段差の少ない東栄住宅のもの。どこをリフォームしようとお考えになったのでしょうか。

「まず、相談したのが神棚です」。最近は神棚のないお宅も多いと思いますが、もちろん大切にされているお宅もあるのです。
実は新しい家に入居する際、一番最初 に入れると良いのが「神棚」と「仏壇」だそうです。しかもこれらには"入れるタイミング"があります。そのタイミングには、とても奥深い伝統文化があるのだそうです。

お宅を訪れる方へのお心遣いでもある手摺

まずは、神棚の隣に掛け軸用の落とし掛けと玄関まわりに手摺を設置することに。
奥様のお母様やご主人のご親戚など、お年を召された方の来客が多いこちらのお宅では、玄関まわりにちょっとした手摺があるかないかで大きな違いがあります。
住んでいる自分たちだけではなく、お宅を訪れる方への優しいお心遣いでもあります。
手摺をどの位置に設置するのが一番効果的か、また構造上設置が可能かなど、東栄住宅グループである東栄ホームサービスが建物に関する情報などをしっかり把握しているのでスムーズに進みます。
また、1、2階の廊下収納庫に可動棚も取り付け、収納の効率をアップさせました。

▲室内手すり
手すりを設置することで、来訪者にも優しい心遣いがされています。

▲掛け軸用落とし掛け
落とし掛けには立派な四国八十八ヶ所掛け軸が掛けられていました。

さらに暮らしやすくテラスをリフォーム

▲カーポートルーフ
大切なお車や自転車を雨や陽射しから守る、すっきりとしたフォルムのルーフ。

▲ウッドデッキ
広くなったテラスで、ガーデニングなども楽しまれているようです。

▲バルコニールーフ
効果的な日除けにもなり、娘さんがちょっとした洗濯物を干せるスペースとなりました。

雨の日でも駐車場から濡れることなくお家に入れるようなルーフ、フェンス、伸縮可能な門扉を設置。また、1階のテラス、2階のバルコニーにもルーフを設置しました。
取材をさせていただいたのが、ちょうど十数年ぶりだという東京の大雪の次の日。
「この屋根を付けていなかったら、今頃は雪かきで大変」。
お年を召した方に限らず雪かきは重労働。 雪がよく降る地方では、一人暮らしのお年寄りによる雪かき中のけがや事故が増加しているといいます。

そして、生活を最も変えてくれたのが、リビングと同じ高さで作られたウッドデッキのテラス。
日々の家事でも、洗濯機のある洗面場からリビング、そしてテラスへと、家事動線がスムーズに。
洗濯物を十分に干すことが可能で、「新しくなったこちらを主に使うようになりました。2 階への昇り降りがほとんどなくなったことで、ずいぶん楽をさせてもらってます」と奥様。
便利になっただけではなく、リビングの効果的な日よけとなり、広く使えるようになったことでガーデニングなども楽しまれるようになりました。

神棚からはじまった今回のリフォーム。偶然とはいえ、東京に雪が積もったこの冬にはタイミングのいいリフォームとなりました。
これもひとえに神棚からはじまった引っ越しから繋がっているのかもしれません。

▲伸縮門扉
伸縮可能なので、用途によって使い分けできるようになりました。

▲フェンス
メッシュにしたことでデッキが開放的になり、しかもサビにくく丈夫です。