このリフォームのポイント
- 中古住宅の大型リフォーム
- 床暖房のフローリングでのびのびと
- 広々お風呂とたっぷり収納キッチン
- リフォーム費用
- 約1000万円
- 築年数
- 20年以上
- 工事個所
- キッチン リビング・ダイニング 浴室・洗面室 玄関外回り 駐車場
※上記のリフォーム費用は施工当時の金額になります。
築28年の中古住宅を"我が家"と呼べる表情のある家に
A様のお宅は、2世帯用住宅として建てられた延べ床面積240m2、築28年の大型住宅です。購入は6年前。ご主人が転勤する可能性があったため、その時は外壁塗装・クロス貼替え・耐震補強工事などのリフォームだけ行いました。
4年間の赴任後に再び東京勤務となったことから、今回は「この先20年は手を入れずに快適に住めるように」という要望のもとで本格的なリフォームを行いました。
コンセプトは「2世帯用住宅を使いやすい1世帯住宅にすること」と「エントランスに自分達の家らしい表情をつけること」の二つです。
リビングは床暖房のフローリングに
リビングルームは、それまでのカーペット敷きこみからフローリングに。お子様がアトピー気味なので「カーペットは埃があってもよく分からない。フローリングなら埃が目に見え、掃除が行き届くから」というのが奥様の判断でした。
床暖房の設置にも「子どもたちには暖房機器の周りに縮こまっていないで、ノビノビとした生活をしてほしい」という願いがこもっています。ただ、築28年と古いので床下に断熱材が使われていないことから、床暖房には熱効率の良いパナソニックの真空断熱タイプを設置しています。
フローリングにしてからご家族はスリッパをはかない生活に。冬でも素足で歩けそうで、今年の冬が来るのが楽しみ」と奥様。この床暖房システム期待に応えてくれます。
日当たりの良いリビングのフローリングは床暖房仕様。明るく、健やかに、のびのびと育てたいというご夫婦の願いのシンボルです。
"使いやすいってこういうことなのね"と実感するキッチン
対面式のオープンキッチンも検討した結果、以前とほぼ同様の独立型に落ち着きました。
以前も収納スペースはたっぷりありましたが、吊戸棚は取り付け位置が高く、また観音開きで中が2段の棚だったため、「無駄なスペースが多く、有効に使えない」というのが奥様の実感でした。
そこでL字型のシステムキッチンを導入。熱源はIH。「災害時の復旧がガスに比べて早いから」というのも理由の一つでした。
掃除も楽なIHヒーターは横並び3口で凹凸がないタイプなので、「広く使えるし、何よりお掃除がラクなのがうれしい。吹きこぼしをすることが多いので」と奥様。
システムキッチンの収納は引き出し式の3段なので、以前に比べて吊戸棚を減らした分だけスペースは少なくなっても実際の収容力は大きくなりました。一部にはナノイー搭載の野菜収納庫も組み込んでいます。
小柄な奥様が特に気に入ってくださっているのが高さを有効に使えるダウンウォール。リフォームから1ヵ月。「たっぷりの収納スペースをどう振り分けようか」というのが奥様の贅沢な悩みになっています。
親子でゆっくり入れる、とても快適な浴室になった
A様邸はもともと2世帯住宅として建てられていたので、2キッチン・2浴室・3トイレがありました。それを「1キッチン・2浴室・2トイレに」というのが大きな要望でした。
2階のLDKは、水まわりやガス配管を将来のことを考えてメクラ蓋にして残しつつ、キッチンを撤去したことで、16畳分もの広い子供部屋ができました。子ども達にとっては最高のノビノビ環境です。
ご夫妻が強く望んだのが広い浴室。そこで浴室の入口にあったトイレ・洗面台スペースを撤去し、その壁をずらして浴室を広げました。構造壁ではなかったことが幸いでした。
その結果、2,275×1,820mmの浴室スペースが確保でき、出窓もあることからいっそう広く感じます。バスタブも内寸1,310×840mmと大型です。
リフォーム以降、ご主人と男の子2人、奥様と女の子1人がそれぞれ一緒にお風呂に入り、スキンシップ・コミュニケーションを深めるのがA様ファミリーの入浴スタイルになったとのことです。
グーンと広くなった浴室。ご主人と男の子2人が入っても、余裕十分!
"自分たちが住んでいる家"という表情のある家に
「駐車場の扉をはねあげ式に」というのはご夫妻の最初からの強い要望でした。もちろん遠隔操作ができるタイプです。以前は折り戸式で玄関扉を兼ねていました。
そこで、駐車場の出入り口とは別に玄関用の門扉が必要になりました。さらにバイク・自転車置き場も新設し、出入口扉のデザインを統一感のあるものにしました。門扉デザインは、ご夫妻がショールームに足を運んで選んだものです。
奥様は玄関まわりのアプローチをとても大事にしておいででした。リフォーム前、玄関脇にシンボルツリーと言えるほど立派な槙の木がありました。しかしそれを撤去して代りに沙羅の若木を植えました。
「槙の木は存在感がありすぎました。玄関まわりは家の顔なので私たちの家らしさを出したかった。リフォームで門まわりやアプローチがスッキリ、スマートになって、自分たちが住んでいる家という実感を強く持つことができました」と奥様。「子ども達もきっとこの沙羅の木と一緒にスクスク成長してくれると思います」とはご夫妻の共通した想いです。
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