このリフォームのポイント
- 音漏れをしっかり防ぐ防音ルーム
- 音の響きを考慮された室内
- ピアノの出し入れもしやすい幅広の電動シャッター
- リフォーム期間
- 約2か月
- リフォーム費用
- 約900万円(税込)
- 築年数
- 新築~1年
※上記のリフォーム費用は施工当時の金額になります。
"演奏だけ"に集中できる空間を求めて
ご主人はピアニスト、奥様は作曲家のT様ご夫妻。東栄住宅の分譲住宅を購入されましたが、ご入居当初、楽器はリビングに置いて練習するつもりだったそうです。しかし、奥様は「リビングに楽器があると、料理の油や湿気が気になりますし、生活空間に仕事道具があると落ち着かなくて...。楽器の音が近隣の方のご迷惑になっていないかも気になっていました」と振り返ります。そこで、より演奏に集中するために防音ルームの増築を決められました。
ご相談を受け当社から提案させていただいたのが、プロ仕様の防音ルームです。天井や壁には吸音ウールや石膏ボードなどを積み重ねた防音素材を使い、防音扉を設置して高い遮音性を実現しました。奥様は、「主人が防音ルームで演奏していても、リビングからはまったく音が聞こえません。本当に練習しているのかな、と思うくらいです(笑)」とお話くださいました。しかし、優れているのは防音性だけではありません。ここで日々演奏をされているご主人からは、「遮音性が高いのはもちろんですが、室内の音の響きにも配慮されている点が素晴らしいです。遮音性だけを高めた部屋で練習をすると、音が殺されてしまい本番と大きなギャップが出てしまうものですが、今は問題なく自宅で練習できています」とお褒めの言葉をいただきました。
遮音だけでなく音の響きまで考慮された防音ルーム。演奏に集中できるとご満足いただけました。
使いやすさを追究し、きめ細かな配慮を設計に反映
今回の防音ルームの設計にあたっては、使いやすさへの配慮も取り入れています。たとえば、スムーズに楽器を出し入れできるように、外に面する窓を大きく取り、観音開きにしました。防音だけを考えるならば、間口は小さいほどいいのですが、使いやすさとのバランスをとっています。また、電動シャッターを設置したことで開閉もスムーズに行えます。演奏会などで楽器を持ち出すことの多いご主人は、「以前は、リビングの掃き出し窓から大きなチェンバロを出し入れしていて、窓枠にぶつけてしまうこともあったのですが、今は安心です」とご満足の様子です。また、奥様は、「営業担当の橋本さんから提案していただき、リビングや近隣の日照に影響がないように屋根を低めにしました。完成後は、防音ルームがリビングの隣にあるおかげで外からの視線が気にならなくなりましたし、それでいて、日当たりも十分なので、落ち着いて生活できるようになりました」と喜んでおられます。
シャッターを設置したことで、窓を大きく取りながら高い遮音性を確保できています。
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